HX Stomp Tips

第16回 – ルーパー機能を使ってみよう

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HX Stompはルーパー機能も搭載しています。「1-Switch Looper」というひとつのフットスイッチで操作できる便利なルーパーです。


ルーパーを使ってひとりでパフォーマンス!

ルート上に1-Switch Looperを置き、フットスイッチに割り当てることでルーパーが使えるようになります。詳しくは以下の手順を参照ください。

【ルーパーの設定方法】

  1. フットスイッチを押すとLEDが赤く点灯して録音開始
  2. 再びフットスイッチを押すと、LEDが緑に点灯して録音したループが再生
  3. 2.の状態で再びフットスイッチを押すと、LEDが黄色に点灯してオーバーダブモードへ→重ねて演奏
  4. 直前の録音を消去したい場合は、ルーパーが再生モードまたはオーバーダブモードに入っている状態でフットスイッチを長押し
  5. ルーパーの再生を止める場合は、再生モードに入っている状態でフットスイッチを素早く2回押す
  6. 録音したループを完全に消去してリセットする場合は、再生モードか停止されている状態でフットスイッチを長押し

パラメータを活用しよう!

音量や音質について気になる場合は、1-Switch Looperのパラメータを操作することで解決できるはずです。

■Playbk
ルーパーの再生レベルを調節します。ループの再生レベルが大きいと感じた場合は、この数値を下げましょう。

■Ovrdub
オーバーダビング中のループのレベルを設定します。例えばオーバーダブ・レベルを90%に設定した場合、ループが繰り返されるたびにそのボリュームが10%ずつ減少して静かになっていきます。

■Low Cut、High Cut
再生したループの音質を変えられます。雑音や耳障りな音が気になる場合はこちらを活用ください。

なお、他のプリセットに切り替えてルーパーを使いたい場合、同じタイプ(モノまたはステレオ)のルーパー・ブロックを各プリセットのルート上に置いておけば問題ありません。
ルーパーの使い方を覚えておけば、「ひとりパフォーマンス」の際にHX Stompがさらに役立ちますね!


Manabu Abe

阿部 学 (あべ まなぶ) プロフィール
13歳でギターを始め、バンド活動を開始。六本木ピットイン等でのセッション活動や楽器メーカーのインストラクターを経て、女性ユニットZweiのサポート・ギタリスト、 ディズニーリゾートでのショー出演、セッション活動、ゲームミュージックのレコーディング活動等で精力的に活動する。
自己のバンド(NumberClub、叫人Factory)の活動や、ソロ・アルバム『Melody』(2019年)もリリース。近年は、Line 6のデモ演奏/セミナー、氷川きよし、岩佐美咲(元AKB48)、渡辺美奈代等多くのアーティスト・サポート、そしてギター・レッスンにも力を入れている。

◎オフィシャルTwitter: https://twitter.com/manabu_abe
◎Line 6 Helix Japan User Group (Facebook): https://www.facebook.com/groups/910662599034878/

動画撮影・編集:熊谷和樹
録音:嵩井翔平

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