HX Stomp Tips

第1回 – HX Stompの基本操作とプリセットを楽しもう

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HX Stompの使い方のヒントや楽しみ方をお伝えする連載企画「HX Stomp Tips」。第1回ではその操作画面について、そしてファクトリー・プリセットの音を体験いただければと思います。

HX Stompの接続方法と基本操作


HX Stompはさまざまな楽器、そしてあらゆる用途に対応できるように設計されていますが、特に難しい操作は必要ありません。情報量豊かなカラー・ディスプレイ、優れたインターフェースが、難しそうに思える操作を助けてくれます。

まずは接続方法についていくつかの例を見ていきましょう。HX Stompはステレオ・イン 、ステレオ・アウトの他に、センド/リターンなど、コンパクトながら多くの端子を装備しています。ここではその豊富な端子を生かした接続方法を3つ取り上げて説明します。

1. ペダルボード
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HX Stompをマルチ・エフェクトとして(必要に応じて他のペダルとつなげて)使用する方法です。ギターや他機器からの信号をインプットで受け、アウトプットで流すという最もシンプルな接続方法です。

2. スタジオ
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レコーディングや音楽制作の中枢としてHX Stompを導入する例です。図のように接続することでオーディオ・インターフェースとして活用&演奏することが可能になります。モニター・スピーカーでもヘッドホンでもモニタリングできるのが便利ですね。

3. 4ケーブル・メソッド
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ギター・アンプのエフェクト・ループを使ってHX Stompを組み合わせる方法です。アンプの歪みを活かしたサウンドメイクを行いたい時はこのやり方がベストですね。例えばこの方法では、アンプの歪みの前にHX Stomp内のコンプレッサーを、アンプで歪ませた後に空間系のエフェクトを置くことも可能になります。

プリセットを楽しもう!

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今度はHX Stompのプリセットの音を楽しんでいきましょう。VIEWボタンでPlayモードを選択して、上のノブ(アッパーノブ)を回すとプリセットが変わっていきます。ノブを回していくと、プリセット名の先頭にFX、DIR、4CM、BAS、KEY、ACOと表示されているのに気づくと思います。これはHX Stompにつなぐ楽器や出力する機器、出力方法を明示しています。

【FX】ギター・アンプ等につなぐ場合
【DIR】PA機器やパワード・スピーカー等につなぐ場合
【BAS】ベース用プリセット
【KEY】キーボード用プリセット
【ACO】アコースティック・ギター用プリセット

「HX Stomp Tips」ではその豊富な機能を活かした使用法や楽しみ方をたくさん紹介していきますので、お楽しみに!


Manabu Abe

阿部 学 (あべ まなぶ) プロフィール
13歳でギターを始め、バンド活動を開始。六本木ピットイン等でのセッション活動や楽器メーカーのインストラクターを経て、女性ユニットZweiのサポート・ギタリスト、 ディズニーリゾートでのショー出演、セッション活動、ゲームミュージックのレコーディング活動等で精力的に活動する。
自己のバンド(NumberClub、叫人Factory)の活動や、ソロ・アルバム『Melody』(2019年)もリリース。近年は、Line 6のデモ演奏/セミナー、氷川きよし、岩佐美咲(元AKB48)、渡辺美奈代等多くのアーティスト・サポート、そしてギター・レッスンにも力を入れている。

◎オフィシャルTwitter: https://twitter.com/manabu_abe
◎Line 6 Helix Japan User Group (Facebook): https://www.facebook.com/groups/910662599034878/

写真:星野俊
動画撮影・編集:熊谷和樹
録音:嵩井翔平

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