Helix

阿部学のHelixトーク 第25回

『エクスプレッションペダルの利便性』

今回はエクスプレッションペダルの、特に追加した際の利便性について書いていこうと思います。

Helixのようなギタープロセッサーは、エクスプレッションペダルを追加してるという方も多いでしょう。
Helix Floor、Helix LTには本体にエクスプレッションが1基搭載されているので、これで事足りるという方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、さらにエクスプレッションペダルを追加すれば様々な事が出来るんですよね。
特にHelixに関してはアサイン機能が豊富なので「どんな事をしようかな?」なんて考えるのが楽しくなりますし、特にライブでの利便性が格段に上がります。

エクスプレッションペダルは多くのメーカーから発売されていますが、仕様が異なると正しく動作しない場合もあります。そして今回取り上げるペダルはこれ!

Mission Engineering EP1-L6
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ギター関連のユニークな周辺機器を製造しているMission Engineering社とLine 6が共同開発したエクスプレッションペダルなんです。
※Helix Rack/Helix Controlにはスイッチング機能が付いたSP1-L6Hを使用します。

Line 6には、以前からEX-1というエクスプレッションペダルが存在します。
しかし個人的にHelixで使うなら、質感がよりフィットするペダルが欲しいと思い購入を見送っていたのですが、遂にこれが発売されたので、早速導入してみました。
サイズ、重厚感共に素晴らしい出来栄えです。
特に踏んだ時の感触が凄く良いんですよね。
この独特な「剛性感」はこのペダルならではと思います。

さて早速Helix(今回はFloor)に繋いでみましょう!
Helix Floorはエクスプレッションペダルが2基追加出来るようになっています。
何も繋いでいない状態だと、本体エクスプレッションペダル(以下EXPペダル)上部のディスプレイにはこのように表示されています。

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EXPペダル1と2をトゥスイッチで切り換えられるようになっているんですね。
そして外部EXPペダルを「EXP2」端子に挿すと、このような表示に。

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ペダル部分にもディスプレイがあるHelix Floorだと、やはり分かりやすいですね。

ここで色々とアサインしていく訳ですが、例えばワウペダルを外部EXPペダルにアサインする場合。
デフォルトではワウペダルを選択すると自動的にEXP Pedal 1にアサインされ、本体EXPペダルのトゥスイッチの踏むとワウペダルが使用出来ます。
なので、本体EXPペダルをボリューム、外部EXPペダルをワウペダルとして使用する場合は「Bypass Assign」と「Controller Assign」を変更する必要があります。

この用途で得られる利便性は、ずばりトゥスイッチを踏まないでワウペダルがONになる事ですよね。
予め「Bypass Assign」で設定しておけば、踵を落とした状態で待機、EXPペダルを踏んだ瞬間にONになります。
トゥスイッチを踏み込んだつもりだったけど踏めてなかった…といった「事故」も避けられます

さらに便利なのはON/OFFするペダルの位置、ON/OFFされる時間が設定出来る事です。
ワウペダルってペダルをたくさん動かしますよね?
その時に不意にOFFになってしまったら台無しです。
僕がセミナー時に設定していたのは、完全に踵を落とした位置でON/OFF(”Position”パラメーター)、踵を落としてから450msでOFF(”Wait”パラメーター)になるというやり方です。
この設定は人によって異なると思います。
その設定が簡単に出来てしまうのです。

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ちなみにここ最近はまた使用用途が変わっておりまして、追加EXPペダルはEXP3に繋いでます。
そうすれば、本体EXPペダルは通常時ボリュームペダル、トゥスイッチを踏んでワウペダル、そして追加EXPペダルは他の用途に使えますからね。
Helixはフットスイッチへのアサイン同様、EXPペダルにも複数のブロックのON/OFFやパラメーターのアサイン(最小値、最大値)が出来る為、色々な事が可能になります。

ちなみ追加EXPペダルは現在各プリセット内でこのような使い方をしています。

・ディストーション1
ワーミーペダル

・ディストーション2
Ubiquitous VibeのMix 0% – 50%
Simple DelayのMix 35% – 40%

・クリーン
Double Take ON/OFF
Cosmos EchoのMix 0% – 50%

・クリスタルクリーン
Simple DelayのFeedback 40% – 85%、Mix 50% – 85%、Level 0.0dB – +2.2dB
ReverbのMix 40% – 55%

これだけの事が出来るんですよね!
まだ暫定的なので、今後はもっともっと色々な使い方が出来ると期待しています。
そしてやはりLine 6製品専用に設計されているだけあって、動作が安定しているのが良いですね!
踏んだ時の剛性感も素晴らしい!!

皆さんもエクスプレッションペダル、そしてこのMission Engineering EP1-L6を是非とも試してみてください。

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https://www.facebook.com/groups/910662599034878/


Manabu Abe

著者プロフィール: 阿部 学 (あべ まなぶ)
13才でギターを始め、バンド活動。
その後は六本木ピットイン等でのセッション活動や楽器メーカーのインストラクターを経て、女性ユニットZweiのサポートギタリスト、 ディズニーリゾートでのショー出演、セッション活動、ゲームミュージックのレコーディング活動等、精力的に活動。
最近ではLine 6のデモ演奏・セミナー、岩佐美咲(元AKB48)のサポートギタリスト、渡辺美奈代のアニバーサリーライブでのギター参加、他にギターレッスンにも力を入れている。

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