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Line 6 Dream Stageがミュージシャン/教育家アンディ・ワッサーマン氏のセットアップの体系化とサウンドクオリティの最大化を実現

2013.11.10

アンディ・ワッサーマン氏はニュージャージー北西部をベースに幅広い音楽活動を行う、キャリア豊かなミュージシャンです。「私は40年以上に渡り、フルタイムのミュージシャンとして活動してきました」と氏は語っています。演奏や作曲、レコーディングや教育を通じて音楽の世界におけるテクノロジーの進化を常にいち早く体験し、それを芸術の進化へ使うことを学んできました」。

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先日、「Instruments: Ancient to Future」という教育プログラムをロングアイランドの学校へプレゼンするのに際して、ワッサーマン氏(www.andywasserman.com) は幾つかの技術的な問題を抱えていました。「所有しているミキシング・コンソールがうまく機能しなかったので、代わりになるものを探しにコマックのギターセンターへ行きました。そこでLine 6のシステムに出会ったのですが、素晴らしかったですね」。

そのストアでワッサーマン氏が紹介されたのがLine 6® Dream Stageで、StageScape® M20dタッチスクリーン・ミキサーとStageSource® L2t、L2mで構成されたシステムです。「その日にちょうどデモをやっていたので、これ以上ないタイミングでした」と、氏は当時を振り返ります。「ギターセンターの人の話を数分聞いただけで、これこそ自分が必要としているものだと理解できました。このシステムが、自分の全ての作業を簡単に、かつ優れたサウンドで実現できることは明らかでした。詳しく調べれば調べるほど、その背後にはビジョンと知性が宿っていることも分かりました。その場でシステム一式を購入しましたよ」。

StageScape M20dデジタル・ミキサーは、市場にあるプロフェッショナルなミキサーとはルック&フィールが異なっています。タッチスクリーン・コントロールが統合され、インテリジェントな入力センス機能やアイコンベースのステージ・マッピングなどにより、サウンドを簡単に視角化して操作でき、また従来は経験豊かなサウンドエンジニアのみが実現できた精度も得られます。

こうしたデザイン要素のシナジーこそが、アンディ・ワッサーマン氏を魅了しました。教育プレゼンである「Instruments: Ancient to Future」には40以上のエスニック楽器や木管楽器、弦楽器や打楽器、さらにはパーカッション・コントローラーやキーボード、サンプラーなどの電子楽器も含まれています。その全てにマイキングとEQを施し、各アイテムのステージ上での配置を管理することは、セットアップ、操作の両面において悪夢です。ワッサーマン氏はDream Stageに、プロダクション全体の体系化と管理を行える能力があると考えました。

「このLine 6のシステムにより、これまで最大6時間もかかっていたセットアップの時間が大幅に短縮されました。ミキサーのグラフィカル・ユーザー・インターフェース上に全ての楽器のアイコンがあり、それをステージ上の実際の位置に合わせて配置できます。ネイティヴ・アメリカンのフルートがここ、エレクトリック・ドラムのパッチがここ、という具合です。これは、特に楽器でプレゼンを行いながら全てを把握しようとする際はとても便利です。様々なショーに合わせてシーンやセットアップを作成することで、さらに便利になります」。

ワッサーマン氏にとってとりわけ魅力的だったので、セットアップの手順です。まずマイク/ライン入力のオートセンスが行われ、接続されたチャンネルそれぞれでカスタム・チャンネル・ストリップが有効になります。「デモの際、M20dの左側にはSetup、Tweak、Record、Monitor、Performという名前のボタンがあると説明されましたが、それこそ私がやっていることなんです! ボタンとタッチスクリーンの組み合わせでとてもスムーズに作業でき、その下にエンコーダー・ノブが用意されているので、これまでに無いようなミキシング体験が得られます」。

オーディエンスへ優れたサウンドを確実に届けられるよう、ワッサーマン氏はStageScapeのQuick Capture機能を活用します。最長で20秒のサウンドをループできるので、バーチャルなサウンドチェックを行いながら求めるサウンドを設定できます。チャンネル・ストリップはDeep Tweak、Quick Tweakのどちらのモードでも使え、M20d本体でも、WIFi経由でiPad上からもシステムへアクセスできます。

「Quick Tweakモードは、コンソール上でEQやコンプレッション、エフェクトなど全てを設定している時間が無いような場合には最高のショートカットになります。タッチスクリーンを使って、指を動かすだけですからね。Open/CloseやBright/Darkなどの言葉がペアで使われているので、素晴らしいサウンドを本当に素早く得ることが可能です。オーディエンスのエリアにいてもこうした作業ができ、自分がいる部屋に合わせてサウンドをチューニングできるので大変なメリットです」。

オーディエンスも確実に素晴らしいリスニング体験が得られるよう、ワッサーマン氏はStageSource L2t、L2mパワードスピーカーを使用しています。StageScapeミキサーは使われているスピーカーとその設置状態を認識し、モニターとして水平に置かれているのか、あるいはPAとして垂直に置かれているのか、さらにスタンドの上にあるのかどうかなど、物理的な条件に応じて補正を行います。

ワッサーマン氏は、スピーカーとミキサーの相互作用が、Line 6 Dream Stageシステムにおけるテクノロジー面でのシナジーの好例だと語ります。「これほど低価格のシステムで、とてもパワフルな機能が搭載されています。でも本当の魅力はサウンドですね。私のメインの楽器はグランドピアノですが、デジタル楽器を演奏しているときは全てがスピーカーから出ることになります。L2tとL2mスピーカーほど素晴らしいサウンドが得られたことは、これまでありませんでした。ベースも素晴らしいですよ。サブウーファーを使わなくてもね。最初に聞いたときには、信じられないくらいに良いと思いました。しかも、この価格ですからね」。

長い音楽体験を持つアンディ・ワッサーマン氏は「Macintosh PlusからMIDIの誕生、シーケンサーやシンセから全てのデジタル化まで、あらゆるテクノロジーの革命を目の当たりにして来たので、それが真の革新かどうかを見分けることができます」と言います。「このLine 6システムは、考え抜かれたデザインでそれを実現しているレアなケースであり、テクノロジーによって音楽が最優先されています。高いレベルの志によって、こうしたものが実現しているんですね。デザインの深みは、その自由度にも見て取れます。私はこのシステムを教育にも、ソロ・ギグにも、それにレコーディングにも使っています。しかもこれだけの機能が、とても魅力的な値段で実現していますね」。

「私はちょっと狂信的だと思われるかもしれませんが、シリアスなミュージシャンやバンドは、ぜひLine 6システムをチェックすべきだと思います。私は何の報酬ももらっていませんが、このシステムへ本当に熱中しています。それだけ優れたシステムなんです。これまでの常識が覆される製品なので、だれもがチェックしてみるべきですね」。

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