井上銘
HX StompやHX Oneを使えば、空間のすべてをギターで表現できます
「井上銘×HX Stomp & HX One 導入ストーリー」のデモ演奏では、メインボードの音をギター・アンプ(Line 6 Catalyst 100)から出力し、サブボードの信号はラインでミキサーへ送って、パワード・スピーカーからステレオで出しています。3つの音が空間上でミックスされて、より立体的な音像になっていると思います。
HX Stompは主に空間系エフェクト・モデルを使っていて、複数のパラメータをエクスプレッション・ペダルにアサインしています。選択するモデルによっても少し異なるのですが、「Digital」「Analog Echo」ならタイム、フィードバック、ミックスです。それらが一気に変化するので、かなり面白い効果が得られますよ。「Auto-Volume Echo」はタイム、フィードバック、デプス、スウェル、ミックスを一気に動かせる設定になっていて、破壊的なサウンドが欲しいときにピッタリです。リバーブの「Ganymede」に関してはミックスのみをアサインしていますが、これによって残響の深さが変わる感じで、サウンド全体では立体感が変化します。先ほどの「Digital」「Analog Echo」の2種のディレイとリバーブの「Ganymede」 、これらを組み合わせて複雑な音像を作り、さらにエクスプレッション・ペダルで多くのパラメータを一気に動かすといったことがHX Stomp 1台で完結できます。さらにそこに他のペダルを絡めると、可能性は無限大ですよね。
HX Oneはこれ1台の中にいろいろなサウンドが入っていて、単体でもこれを1つボードに入れておくと最高なんですけど、HX Stompと組み合わせるとその分身のような働きをしてくれるんですよね。僕は以前から、ギターは弦が6本しかないこともあって、ピアノなんかに比べるとダイナミクスが小さいなと思っていたんです。でもHX StompやHX Oneを使えば空間のすべてをギターで表現することができます。Line 6のテクノロジーを使うことで、ギターの未来を見ることができると思っています。
【オフィシャルウェブ】
https://mayinoue.com/
【井上銘×HX Stomp & HX One 導入ストーリー】
https://line6.jp/blog/6764/