Line 6 全般
Line 6 社員スポットライト: アンジェロ・マゾッコ (リードDSP & エンベデッドシステム・エンジニア)
1. Line 6へ入社する前、音楽業界ではどんな経験がありましたか?
皆無です! ギターを演奏して育ったし、友人と曲をレコーディングしていたけど、学校を出て最初のフルタイムでの仕事がLine 6でした。学生時代は放課後に、電気のラボやリサーチのアシスタントをやっていたマシン・ショップでディストーション・ボックスを作っていました。
2. Line 6で働くようになったきっかけは?
卒業が間近になった頃、1998年に「Guitar Player」誌でLine 6の初期の広告を目にして、自分にぴったりではないかと思いました。何度か電話してみて、ずっと待っていると自動応答サービスにつながり、当時のエンジニアリング担当VPだったアラン・ザク直通の番号を手に入れることができたんです。話がはずんで「南カリフォルニアに来たら立ち寄ってみてくれ」と言ってくれました。社交辞令だったと思いますが、飛行機に飛び乗り、ドアの前に立っていました。チャンスをくれたアランと、Line 6の共同設立者ミシュル・ドゥワーディクには感謝しています。たぶん、フランク・ザッパが大好きだと言ったのが役立ったんじゃないですかね。
3. いつからこの会社で働いているのですか?
1999年の10月からです。
4. Line 6で働くのは、どんな感じですか?
素晴らしいですよ。驚くほどスマートで才能豊かな人達と毎日働くことができています。自分が情熱を注げる製品の仕事をできて、仕事中にギターを掴んで演奏することができる。それ以上、求めるものはないですよね?
5. その中でも、ハイライトと呼べるような経験をシェアしてもらえますか?
それは山ほどあります! 最初に深く関わることのできた製品はFM4™ で、あれは重要な到達点でしたね。ToneCore® シリーズのアルゴリズムの作業も、貴重なコラボレーションの成果でした。それに、ブラッド・ウィットフォードやライル・ワークマン、エディ・ヴァン・ヘイレン、ジェームス・テイラー、エッジとカスタムDSPコードのコラボレーションを長年に渡って行えたのは、とても幸運でした。
最もスリルを感じるのは、自分が関わったものを誰かが使っているのを見ることです。プロジェクトには情熱と労力を注ぐので、まるで自分の一部が収められているかのように感じます。自分が関わった製品を使って誰かがインスパイアされると、そこに残された自分の一部に生命が宿ったように感じますね。
6. あなたの人生において、音楽はどんな役割を果たしていますか?
家族を除いて考えると、音楽とギターは人生で中心的な役割を果たしています。もちろん仕事にも関係していますが、音楽を聴くことも、採譜することも、作曲することも、ギターを演奏することも、ギターを録音することもコレクションすることも、それにギターの画像を集めることも、ギターメーカーの歴史を調べることも、友人とギターの話をすることも、ギターについて読むことも、ギタービルダーについて読むことも、子供達にギターやドラムを演奏させることも、とにかく大好きなんです。幸運なことに、妻もそれをよく理解してくれています。
7. 自分で演奏する楽器は?
最初のギターを7歳のクリスマスに手に入れて以来、毎日演奏しています。ベース・ギターのパートもレコーディングするし、この何年かはドラムも習得しようとしています。
8. どんなLine 6製品を使用していますか? また、その機材が音楽制作にどのように役立っていますか?
最近のお気に入りのセットアップは、Relay® G50ワイヤレスからM9®、そこからDT50™ へ接続しています。シンプルかつフレキシブルで、サウンドも最高ですね。Relayの素晴らしさは、言葉に表せません。楽器のトーンをロールオフさせてしまうようなケーブルのキャパシタンスもなく、まるで自分の大切なギターのカラーバージョンのようです。POD® HD500も長い時間使っていますが、ルーティング能力もフレキシブルだし、リッチかつ複雑な、美しいトーンへ設定できます。それにJTV-59のブラックも持っていますが、これも素晴らしいですよ。このスタイルのギターとしては、ネック・ジョイントが他のもの以上にとても快適ですし、その対応力も他にはないものですね。
9. ミュージシャンにとって、楽器や機材はどういう存在だと感じていますか?
楽器とアンプ、エフェクトは、すぐにプレイヤーの能力の一部となり、そこにはとてもパーソナルな関係が生まれるので、プレイヤーから信頼を得ることは非常に重要です。この会社の誰もが、サウンドクオリティやタッチレスポンス、信頼性を実現するために一生懸命に働いています。全ての新製品の開発において、常にベストを尽くしていますね。
10. 子供の頃は、どんな職業に就きたいと思っていましたか?
子供の頃は絵を描くのが大好きでした。無から何かを生み出すことに、常に魅了されていました。白紙に素晴らしいものを描くことや、空き地へビルが建設されるのを見ること(祖父と父は建設に従事していました)、ギターで何かを奏でることがね。いつもクリエイティブで、何かを作るということに興味を持っていましたが、それが何かは理解していませんでした。卒業も近いころ、将来について友人のマークと語っていたときに、彼が「君は将来、クレイジーなギターを作るね」と言われて驚きました。その瞬間まで、考えたこともなかったんですが、それで目標がひとつに定まり、Line 6で働くことになったんです。マーク、ありがとう!
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