コンプレッションが皆無


シグナルが圧縮されていない唯一のワイヤレス・システム


アナログワイヤレス・システムはFMラジオ帯を使ってレシーバーへ伝送を行います。FMラジオでは、伝送しているチャンネルの上下に影響を与えないようオーディオ圧縮 (コンプレッション) が必要です。圧縮は、特定のレベル以上のゲインを下げることで実現でき、オーディオを平らにするという影響をもたらします。別の言葉で説明すると、サイン波がよりスクエアになります。このFM処理によりノイズも増え、SN比がさらに悪化。トランスミッターがレシーバーから離れると、ノイズが増えて耳障りなヒスとなります。そのため、リカバーされたシグナルはよりスクエアになり、ノイズが追加されています。Line 6のデジタルワイヤレス・システムは、コンプレッサーやエキスパンダーを使用せず、シグナルは数字なのでノイズの影響を受けません。Line 6はデジタル・ワイヤレスの分野において最も長い歴史を持っており、入力から出力に至るまで最もピュアなシグナル・クオリティを提供することに注力しています。追加チャンネルに帯域幅を確保するためにデータを圧縮するようなことは、一切行っていません。せっかくのデジタル信号をMP3のような圧縮で損ないたくはないですよね?Line 6は、同クラスの他社製品の中でも最もクリーンで正確な伝送経路を提供します。

非圧縮の24-bitオーディオ


“ダイナミックマイク”に“ダイナミック”を


XD-Vシリーズはシグナルコンパンディングをせず、48kHz / 24-bitの非圧縮デジタルフォーマットで音声伝送します。これにより、10Hz-20kHzの周波数特性と最大120dB(XD-V75、A-weighted) の広いダイナミック・レンジを実現し、ワイヤード・マイクに比肩するサウンドパフォーマンスを実現します。

最大通信距離100mの安定したシグナル


パフォーマンスをさらに向上


XD-Vは、通信範囲内全体にわたり均質で安定した高いクオリティのシグナルを提供します。アナログシステムとは異なり、レシーバーとの距離が離れることでオーディオ信号の劣化や干渉を受けるリスクが増えることはありません。安心してパフォーマンスに集中してください。XD-Vシステムが通信可能なレンジ*を最大限活用しましょう。

*実際のレンジは電波の干渉や反射、吸収など環境の要因に依存します。

ハンドヘルド・システムは最大10種類のマイクモデルを搭載


声質や会場に応じてモデルを選択


XD-Vシリーズのハンドヘルドマイクは最大10種類の高品位なマイクモデルを搭載。用途やユーザーに応じて最適なマイクモデルを選択することができます。


搭載モデルを見る
ブランド 製品名 XD-V75 XD-V55 XD-V35
AKG® D5
Audio Technica® AE4100
Audix® OM5
Electro-Voice® N/D767a
Line 6 custom-voiced microphone model
Senheiser® e®835
e®935
Shure® Beta 5BA®
SM57
SM58®


*すべての製品名は各社の所有物であり、Line 6との関連や提携関係はありません。これら各社の商標はLine 6のサウンド・モデル開発において研究されたトーンやサウンドを識別する目的でのみ使用されています。Shure、SM58、Beta 58AはShure Incorporatedの商標です。SennheiserはSennheiser Electronic GmbH Co.の商標です。KG AKGはAKG Acoustic GmbHの商標です。Audio-Technicaは株式会社オーディオテクニカ(Audio-Technica Corporation)の商標です。 AudixはAudix Corporationの商標です。Electro-VoiceはBosch Security Systems, Inc.の商標です。


声質や楽器に合わせたEQプリセット


ボディパックシステム(ヘッドセットモデル、ラベリアモデル)には用途に応じて最適化するEQプリセットを搭載しています。


システムの安定性を保つためのテクノロジー


干渉の少ないチャンネルを視認できるチャンネルスキャン機能、トゥルーダイバーシティを採用し、厳しい環境においても高い安定性を維持します。


用途や状況に応じた運用を可能にするスケーラビリティ


XD-V75シリーズ、XD-V55シリーズ、XD-V35シリーズはシリーズ内で同一のレシーバーを使用。これにより、ハンドヘルドシステム、ボディパックシステムを用途に応じて自由にセットアップできます。また、オプションでリモートアンテナやアンテナディストリビューターを用意しており、状況に応じた運用を可能とします。