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StageSourceのクリアなサウンドがラ・バル・オ・ボン号に新たな生命を

2014.3.1

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StageSourceのクリアなサウンドがラ・バル・オ・ボン号に新たな生命を

パリ中心部を流れるセーヌ川のポンデサール橋の隣、ルーブル宮殿の向こう岸に停泊する遊覧船ラ・バル・オ・ボン号は独特の雰囲気を持ち、夜間の音楽イベントやプライベートな催し、製品発表会などに人気のロケーションになっています。船内には3つのデッキがあり、その中階にはLine 6 StageSourceサウンドシステムが設置されています。

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マネージャーのファブリス・リヴァニ氏は、この遊覧船の歴史を「ラ・バル・オ・ボン号は1937年に輸送船として建造され、1990年代初頭に商用スペースへと改修されました」と説明します。1年半前、ワイン業者であるファブリスとサウンド・エンジニアのセルジュ・バブキニー氏 (ディー・ディー・ブリッジウォーター、マヌ・カチェ、ラロ・シフリン、アンドレ・チェッカレリ) は、実績のあるアーティストと新進気鋭のミュージシャンの両方を起用し、明確なターゲットを定めた音楽イベントに使用することで、この歴史的ロケーションを復興しようと決意しました。

テクニカル・マネージャーのセルジュ・バブキニー氏は、StageSourceを選択した理由を「ある日、息子の弦セットを買いにミロンガ楽器店へ行ったのですが、そこで行われていたLine 6 StageSourceのデモでサウンドを聴きました」と思い起こします。セルジュは、そのサウンド・クオリティに圧倒されたと言います。サウンドSRシステムを探していた彼は、その仕様を検討した結果、「このシステムは、我々が求めていたサウンド・システムの条件にぴったりでした」と述べています。「コンパクトで効率もよく、さまざまな用途に対応でき、あらゆるジャンルに最適なシステムです」

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120m2の広さを持つコンサート会場のオーディエンス席やステージ、バーなど、あらゆるエリアを均一なサウンドでカバーできるセットアップが選択されました。このラ・バル・オ・ボン号は、FOHシステムとしてStageSource L3mスピーカー4基とL3sサブウーファー2基を導入しています。最大1,400Wを提供できるパワフルな3ウェイ・デザインを採用したL3mスピーカーは、それぞれ特定のエリアをカバーするようセットアップ。2基のL3sサブウーファーがパワフルなローエンドを担当しています。

またステージ・モニター・システムは、L2mスピーカー6基と、バー・エリアをカバーするL2tスピーカー2基で構成されています。L2mスピーカーは2ウェイ・デザインを採用して最大800Wを提供し、ステージ・モニタリングの用途に活躍。これはバー・エリアに使用されているL2tスピーカーも同様です。そして導入機材の最後を飾るM20dミキサーは、幅広いSRのシナリオに極めて重要な役割を果たしています。

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ファブリスとセルジュの両氏は「我々は多種多様なプログラムを提供しているので、ロックやフォーク、ファンク、ラップ、クラシック音楽、さらにはDJパフォーマンスまで扱えるシステムが必要なのです」と述べています。2人が初シーズンの準備に多忙を極めるうちにも、アラン・シャンフォール、ジャン・フォーク、フランシス&ディディエ・ルックウッド、サンセヴェリーノなどの重鎮、およびル・スパーク (ルイ・ベルティニャックが発掘&プロデュース) などの前途有望な新人アーティストたちがパフォーマンスを披露。ファブリスは「“Get Wet”というイベントでは、パリを拠点に活躍するファンク・バンドUndergroove 93をキャストし、ステージに12名のミュージシャンが登場しました。ステージ上は少し窮屈になりましたが、パフォーマンスは観客に大好評でした」 と、にこやかに語り、Line 6とのコラボレーションにも非常に満足していますStagesource L3t left FOH of pa system。「Line 6とのパートナーシップは、まさに夢の実現です。ラ・バル・オ・ボン号は、パリ地域におけるLine 6のハンズオン・ショールームとなっています。Line 6が私たちをパートナーとして受け入れてくれたことを光栄に感じています」。またセルジュも「プロ・ミュージシャンとして30年近く世界中を旅する間に、最高レベルのサウンド・システムをいろいろと見聴きしてきましたが、Line 6のシステムにはすぐさま心を奪われました」と続けます。「私は、Line 6のライブ・サウンド・ソリューションがクラブや大型会場のデファクト・スタンダードとなるのも時間の問題だと確信しています」。

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