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ブリティッシュ・スクール・イン・東京が12式のXD-V75システムを運用中

2014.2.14

ブリティッシュ・スクール・イン・東京 (BST) は都内2つのキャンパスに3歳から18歳まで計700名以上もの生徒が在籍する、国内唯一の英国インターナショナルスクールです。50カ国以上の国籍で構成された、まさにインターナショナルな環境で行われる広範なプログラムの一環として学内で様々なパフォーマンスも行うBSTが、先日Line 6のXD-V75デジタルワイヤレス・マイク・システム12式を導入。その翌週にはプライマリースクールの大規模なクリスマス会でフルシステムが活用されました。

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プライマリースクールのクリステン・オコナー校長は、「BSTは生徒達のために、様々なパフォーマンスをアレンジしています」と語ります。「クリスマスアセンブリーにはプライマリースクールの全生徒550名が参加し、12名のアクターが台詞を、その他の全員が歌唱を担当。数百名の父兄、100名の教師も参加する非常に大規模なイベントです。また、セカンダリースクールにはコンサートやショーがあり、そこでも多くの生徒が歌唱や演技を行っています」。

Line 6のXD-V75ワイヤレスマイク・システムは、従来のプロ用ワイヤレスに匹敵する性能を数分の1以下の低価格で実現するだけでなく、2.4GHz ISMバンドの採用により免許や運用調整無しに最大14波を同時使用できる画期的なシステムです。I.T.マネージャーのレイ・ペガリド氏 (右下写真) は、「Line 6のシステムを選択したのは、この価格帯で我々が必要とする12台の同時運用というスペックを実現している唯一のシステムだったからです」と述べています。

「これまでのイベントではバックグラウンドのノイズが多く、マイク無しには何を喋っているかを聞くのが難しかった」と語るオコナー校長は、今後はスプリングフェアやその他の音楽パフォーマンス、また校長の行うアナウンスなども含めて、様々なシチュエーションでこのヘッドセット・マイクを活用する予定だと語ります。

BSTのXD-V75システムは、アンテナ・スプリッター/ディストリビューターXD-AD8、ミキサーと共に10Uラックへと収められました。波長の短い2.4GHz帯の採用は、よりコンパクトなトランスミッターやアンテナの実現というメリットも提供。BSTが選択したP180指向性リモート・アンテナも幅15cm、高さ20cm程度のサイズで、より一般的なブームマイク・スタンドの先へ簡単にマウント可能。オコナー校長の「一年を通して様々なイベントが企画され、それが行われる場所も異なるので、システムがポータブルであることも大切でした」というニーズにマッチしています。

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XD-V75ワイヤレスシステムが動作する2.4 GHz帯はWiFiにも使用されているため、10波以上の同時運用に際しては帯域のマネージメントが要求される場合があります。BSTの導入に際しても渋谷校の校舎内やクリスマスアセンブリーで使用する体育館の状況が調査されましたが、校舎内のWiFiは5GHzで運用されており、またクリスマスアセンブリー会場にも強いWiFiシグナルは存在しなかったため、12波の同時運用 (より冗長性の高いRF1モードを使用) も問題なく行われました。

このXD-V75にはアンテナのループスルー機能が内蔵されているため、4台程度のシステムであればディストリビューター無しにアンテナを共有が可能です。BSTでも今後も状況によってはコンパクトなシステムへと分割することで、複数の場所での運用も行う予定ということでした。

「今年のクリスマスアセンブリーはとても成功したイベントとなり、Line 6のワイヤレスが重要な役割を果たしました。これほど生徒達の声を明瞭に届けられたのは初めてですね」 。

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THE BRITISH SCHOOL IN TOKYO:
http://www.bst.ac.jp

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