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渋谷の老舗スペースThe RoomがStageSourceスピーカーとStageScape M20dミキサーを運用中

Room_Main

沖野修也氏がプロデュースを行い、20年以上に渡ってDJカルチャーの発展に絶大な貢献をしてきた渋谷 The Roomが、そのサウンドシステムをLine 6のStageSourceパワードスピーカーにスイッチしました。合計7本のStageSourceがメインスピーカー、モニタースピーカーとして導入され、メイン・ミキサーもStageScape M20dへと更新。今年4月から“The Dream System”と呼ばれる統合システムとして運用されています。

The Roomの店長を務め、DJとしてもレギュラーイベントを持つ佐藤強志氏 (写真左) は、StageSourceスピーカーの導入を検討するにあたり、L3mスピーカーとL3sサブウーファーの組み合わせが既に運用されていた秋葉原のライブスペース、TwinBox Akihabaraのサウンドを試聴。その印象を「音量の大きさに驚かされるとともに、楽器の再現力も衝撃的に良かった」と語ってくれました。

Room_People

その後、従来のシステムと併設する形で4週間に渡って鳴き比べが行われた結果、StageSource L3mパワードスピーカーとL3sサブウーファーのペアがメインスピーカーに、またDJブース用モニターとして横置きされたStageSource L2mが採用されました。さらに最近になってライブ時のモニターを強化するためStageSource L2のペアが追加され、天井からサスペンションされています。The Roomの音響チーフ、重福武洋氏(写真右)は「通常はメインと同じバランスになっていますが、ライブのときにはボーカル用にバランスを変えたりもします」と述べています。「ミュージシャンからも演奏しやすくなったと言われますし、DJの時も上から音が降ってくるので、より特別な音場を提供できているかなと思います」。

StageSourceスピーカーの特徴のひとつに、用途に応じたサウンドへボタンひとつで設定を簡単に変更できるSmart Speakerモードが挙げられます。DJとライブそれぞれに最適化されたサウンドを実現し、その上でThe Room独特のサウンドを生み出せるように重福氏が試行錯誤を重ねた結果、L3mには超高域&低域が強調され録音済み素材の再生に適したPlaybackモード、L3sにはキックのインパクトを強めるため80 Hzがわずかに強調されたHigh Punchモードが選択され、またサブウーファーを積極的に活用できるよう、クロスオーバー周波数は120 Hzに設定されています。

ブースに設置されたDJミキサーの出力はメインミキサーのM20dへ送られ、そのチャンネル上で6バンド・パラメトリックEQを使って、よりローが強調されたクラブ特有のサウンドを生み出すようプロセッシングされています。DJミキサーは、同時にモニター用のStageSource L2mにもダイレクト接続されており、DJはモニターのボリュームを独立コントロール可能。ライブの際もメインスピーカーのセッティングはそのまま維持されるため、クラブ的なサウンドのテイストを維持しながらも、よりフラットな特性でライブを行うことができます。

このシステムの印象について、佐藤氏は「音がクリアになったので、DJがプレイするメディアの違い、つまりアナログ・レコードなのかデジタルなのかが、すごく明確になるようになりました」と語ります。「これまでのThe Roomで鳴っていたような方向性の音にも簡単に近付けられるし、古くからのお客さんを裏切らず、さらに先を見据えた進化ができると感じました」。

The Roomで頻繁に行われるライブ・パフォーマンスの際には、M20dの能力がフルに活用されます。「例えばボーカルの設定をステージアイコンで呼び出すと、EQやコンプ、リバーブへの送り等も全て呼び出されるようになっているので、設定もすごく早いですね」と語る重福氏は、M20dが導入された当日に、実際のライブでもこのミキサーを使用。「操作は簡単だし、すぐに慣れましたね」。

現在は自ら作成したプリセットを活用することで、さらに作業がスピードアップ。「ジャム・セッションの場合など、その場で臨機応変に対応しないといけないので、例えば声の大きい人用と小さい人用のプリセットも準備してあり、後は声質などに合わせて現場で調整します。アナログミキサーを使っていたときは、毎回ノブをゼロに戻しておいて、そこから作っていたんですが、M20dでは保存しておいた設定から調整できるのが本当に便利ですね」。

Room_Mixer

The Roomはライブ演奏を行うには比較的小規模な空間ということもあり、重福氏によると以前のシステムでは、楽器に関しては生音にPAからの音を加える程度の使い方でしたが、最近は「より多くの楽器にマイクを立てることで、さらにクオリティの高いサウンドが得られるようになりました」ということです。「そうすることで、ライブでお客さんが多いときにも、吸われた音を足したりということもできます。M20dは各チャンネルのプロセッサーも充実しているので、それだけバランス良く聞かせることができますね。各チャンネルにフィードバック・サプレッサーが独立して用意されているのも助かりますね」。

また重福氏はM20dで高く評価する機能として、内蔵エフェクトのクオリティも挙げています。「エフェクトは全般的に凄く綺麗なんですけど、特に空間を作るエフェクトは、どれも良いですね。リバーブはそれぞれArenaとPlate Reverb 2、モジュレーションはDoubler、ディレイはAnalog Delayを多用しています。この4つを選んでおけば大抵のライブは大丈夫で、ボーカルにも楽器にも各エフェクトのバランスで両方対応できます。これ、本当は企業秘密なんですけどね(笑)」。

The Room: www.theroom.jp

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The Room 21st Anniversary featuring DJ Kon
2013年11月8日 (金)、9日 (土)
レギュラーDJやMuro、関徹など縁の深いDJをフィーチャーしたThe Roomの21周年パーティが開催されます。スペシャル・ゲストに世界的リエディッターのDJ Konも登場!

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