Variax Talk

阿部学のVariax Talkリターンズ #1

2018.09.20

shuriken_blog_header

『Variaxとは?』

以前、James Tyler Variax発売当初に「Variax Talk」というブログを執筆しておりましたが、再びという事で、またVariaxについていろいろと語っていきたいと思います!

そもそもVariaxとは?

PODでアンプ・モデリングを世に浸透させたLine 6が2002年に世に放ったモデリングギター、それがVariaxです。

1本のギターでさまざまな伝統的なギターのサウンドをカバー。
エレキギターだけでなく、なんとアコースティックギターやシタールのサウンドまで!
→ サウンドサンプルはこちら

当時私はデモンストレーターを務めており、毎週末楽器店の店頭に立ってましたが、ものすごく話題になったのを覚えています。
十数万円するギターが発売と同時に品切れになってしまったのですから。

初代Variaxは見た目も一風変わっていて、ピックアップがないデザインだったんです。
もうそれだけでインパクトありますよね?
ピックアップがないのにPUセレクターが付いていて、セレクターを動かすとちゃんとフロントPUやリアPU、さらにはハーフトーンになったりと、ちょっとしたホラーでしたよ(笑)

vt-returns1-1その後バリエーションが増えていき、Variax 700、300、600。
Variax AcousticやVariax BASSなんてモノもありました。

この時代のVariax、実は少し不便な部分もありました。
まず電源がアダプターだったんですね。
足元のフットフイッチからTRSケーブルを通じて給電するという仕組み。電池でも駆動したんですが、消費が激しくあまり実用的ではありませんでした。
そしてピエゾPUを介して内部でデジタル処理を行ない出力するという仕様のギターだったため、電源まわりにトラブルが起きてしまうと音が出ないという不安要素もありました。

そのあたりの問題を解消したのが、次にリリースされるJames Tyler Variax(以下JTV)です。

vt-returns1-2

ハイエンドなギターを製作するビルダーであるJames TylerとLine 6がコラボレーション。
ここで、ぐっと実用的なギターになりましたね!

まずギター本体の基本性能がすごく高くなった。
実際手に触れる部分、そして楽器としての出来というのはやはり重要です。

通常のマグネティックPUも搭載され、普通のギターとVariaxモードが切り替え可能に。

それ以外にも、取り外し可能な充電式バッテリーを使用し、さらにノブを回せば様々なチューニングへの切り替えが可能になるオルタネートチューニング機能も新たに搭載。

このオルタネートチューニングのインパクトたるや・・・
発売当初に担当させて頂いたセミナーツアーでは、参加した皆様の驚く反応を今も覚えてます。
このオルタネートチューニング機能が本当に便利なんですよねぇ。

このJTV、バリエーションも豊かで、JTV-59、JTV-69、JTV-89、さらにはUS Customというハイエンドなモデルもありました。
私はJTV-69 US Customを所有していますが、巷にあるいわゆるハイエンドギターと比較しても全く遜色のないギターに仕上がってます。

その後に追加されたバリエーションとしては、ヤマハとコラボレーションしたVariax Standardがラインナップ。
ギターの基本性能の高さはもちろん、リーズナブルな価格も実現しましたね!
弾き心地も素晴らしく、特にネックグリップなんかは日本人好みかと思います。

そしてShuriken Variaxの登場。
ユニークなボディーシェイプ、ハードテイルブリッジ、カスタムハムバッカーPUと、現代的なギターになっています。
さらには先日SR250が追加され、スーパーロングスケール、レギュラースケールが選べるようになりました。

vt-returns1-3

ここまでVariaxのモデルを歴史と共に紹介してきましたが、Variax単体だけでなく、マルチエフェクト・プロセッサー「Helix」シリーズと組み合わせるとさまざまな事が可能になります。

・Helixのプリセットやスナップショットの切り替えに合わせてVariaxのギターモデルやチューニングを変更
・Variaxのノブを使用してHelixのエフェクトのパラメーターをコントロール
・Variaxのモデルとマグネティック・ピックアップの信号をスプリットし、Helixでそれぞれ独立したシグナル・パスで別個にプロセッシングして出力
・専用ケーブルで接続すればHelixからVariaxへ電源供給でき、バッテリーが不要

など。
先鋭的な『ギター・サウンドシステム』の構築が可能になります。
今後はこのあたりもじっくり紹介していければと思います。

次回は、『実際にVariaxって使ってみるとどうなの?』という部分を取り上げてみようと思います。

★阿部学主宰Helix ユーザーグループ(Facebook)への参加
https://www.facebook.com/groups/910662599034878/


Manabu Abe

著者プロフィール: 阿部 学 (あべ まなぶ)
13才でギターを始め、バンド活動。
その後は六本木ピットイン等でのセッション活動や楽器メーカーのインストラクターを経て、女性ユニットZweiのサポートギタリスト、 ディズニーリゾートでのショー出演、セッション活動、ゲームミュージックのレコーディング活動等、精力的に活動。
最近ではLine 6のデモ演奏・セミナー、岩佐美咲(元AKB48)のサポートギタリスト、渡辺美奈代のアニバーサリーライブでのギター参加、他にギターレッスンにも力を入れている。2018年11月に自身のソロアルバムをリリース予定。

« 記事一覧に戻る