アーティスト

Line 6ユーザー・ストーリー: スティーヴ・フォックス

2010.12.15

2006年に再始動し、現在は12月末に開催されるCOUNTDOWN JAPAN 10/11に向けてリハーサル中のゴダイゴのオリジナル・ベーシスト、スティーヴ・フォックス氏はゴダイゴ結成当初からPAやミックスなどのエンジニアリ ングにも手腕を発揮し、ベースの音作りにも先進的なアプローチをしてきました。現在は牧師の仕事の傍ら、音楽活動も行っているフォックス氏は、長年に渡る Line 6ユーザーでもあります。

「ゴダイゴではエンジニア的なこともしていたんで、最初からベースを直でコンソールへ入れて、自分で音を作っていました。コンプレッサー/リミッ ターとかを操作していると、アタックがちょうど良い感じに聞こえるようになるポイントがあるんです」と語るフォックス氏は、同じくゴダイゴのメンバーであ る浅野孝己氏らと98年に結成したT.P.Oのレコーディングで、初めてBass PODを使用しました。「ゴダイゴをはじめ、ほとんどラインでレコーディングしていたので、Bass PODのような機材を使ってレコーディングするようになったのは自然な流れでしたね」。

自宅での練習では、Bass PODのほか、Pocket PODもよく使われています。「Pocket PODにはベース用のプログラムはプリセットされていないんですが、Vyzex Editor (Line 6のWebサイトで無償ダウンロード可能) をダウンロードして全くフラットな音を自分で作ってみたら、ベース用にすごく良いサウンドが作れたんですよ。レコーディングで求めているような、ちょっと コンプレッサーのかかったような音になりました。これで練習するのが好きだし、僕にとっては使いやすいですね。今回のコンサートのためのリハーサル用の準 備も全部これでやりましたよ。iPhoneを接続して、曲を流しながら、譜面を見て練習しました。チューナーが付いているのも使いやすいし、オススメでき ますね」。

そのフォックス氏が最近お気に入りのアンプが、LowDown Studio 110です。「60年代のR&Bでよく使われていた真空管のAmpeg B-15N (King Of Bass Ampと呼ばれた名機) というベース・アンプをボロボロの状態で手に入れて以来、いろいろなベース・アンプを使用してきましたし、自宅用にも様々な機種を使いましたが、この LowDown Studio 110が一番良いですね。すごく使いやすい」。

LowDown Studio 110は、そのB-15 Flip TopやAmpeg SVTにインスパイアされたモデルを含めた4種類のアンプ・モデルが搭載されたコンパクトかつパワフルなベース・アンプで、スタジオではお馴染みのLA- 2Aをベースとするコンプレッサーも搭載。10インチ・スピーカー搭載、75W仕様により小規模なパフォーマンスに対応できるだけでなく、外部入力やヘッ ドフォン出力を搭載するため練習用としても最適です。またキャビネット/マイク・モデリングを備えたダイレクト・アウトにより、レコーディングやライブに もフレキシブルに対応できます。

「特に気に入っているのが、コンプレッサーが搭載されていることですね。よく使うアンプ・モデルはCLEANで、OPTO COMPを1時、MASTERを11時くらいにセッティングすると、スタジオで聞いているような感じが味わえる。トーンはほとんどフラットですね。よくこんな製品ができたなと思います」。

また、このアンプは教会での演奏でも使用されています。「教会と言っても、最近は讃美歌や聖歌でなくロック調の新しい曲で、エレキギターやドラムも 入っています。アメリカでは、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック (CCM) と呼ばれて、かなり大きなジャンルになっているんです。僕の教会は100人くらいのサイズで、PAも通しているので、Studio 110はステージの上で自分でモニターするために使っていますけど、音量も十分ですね」。

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