Line 6 Japan

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TIPS/テクニック

阿部学のHelixトーク 第5回

『パワーアンプ接続時の設定や、ライブ時の便利な接続方法』

昨年12月から始めたFacebookのHelixのユーザーグループも、100人を超えたあたりからメンバーの皆さんの投稿のバリエーションが広がり、有益は情報交換の場になってきています。
まだの方は、このページの下段のリンクより、ご参加をお待ちしてます!

さて、今回は前回に続いてHelixからの出力方法についての話題で、パワーアンプ接続やアンプの『リターン挿し』、ライブ時の『出音=ライン&ステージ中音=アンプ』の設定について解説したいと思います。
もうお分かりの方も多いとは思いますが、改めておさらいしてみましょう。

前回はライン接続の利便性について解説してみました。
なので、次はやはりこれになる訳です。
実は一番質問が飛んでくるのはこれだったりするのです。

一番多いのは『パワーアンプやアンプリターン挿しする時、キャビネットのモデリングはOFFにしていますか?』という質問です。
確かにギタープロセッサーはキャビネットのモデリングまでがセットになっているイメージがありますよね。
しかし、これはやはりOFFにして使うのが正解かと思います。
まぁ『出音が良ければ良い』とも言えるので、絶対ではないですが・・・

ちなみにPOD HD500X等、今までLine 6製品はグローバルメニューの中に接続先用の設定がありました。
Helixに関してはその設定は無くなっていて、接続先に合ったモジュールを選択するようになっています。
個人的にはこっちのほうが簡単で良いと思います。

ではどう選んでいくか。

まずアンプモデリングの種類から。
アンプモデリング関連のモジュールは以下の4つになります:

・Amp+Cab
・Amp
・Preamp
・Cab

ライン接続の時はAmp+CabやAmpとCabの組み合わせを選択しますが、パワーアンプやアンプリターン挿しの時は『Preamp』のみを選択します。
こうする事でHelixをプリアンプ&エフェクターとして使い、その先のパワーアンプ、スピーカーキャビネットと組み合わせれば、通常のアンプの基本構成と同じになる訳です。

僕はライン接続も勿論使いますが、アンプを鳴らすのが好きなのでライブの時はこの使い方が多いです。
よく『Line 6製品を使っていてラインにしない理由はなんですか?』と聞かれる事が多いのですが、上記の通り『僕はアンプを鳴らすのが好きなので』と答えます。
それなら普通のアンプを使えば良いとじゃないかと言う方もいると思いますが、Helixはプリアンプとしても、エフェクターとしても大変優秀なので、真空管パワーアンプとスピーカーキャビネットを組み合わせます。
これは個人的にお勧めしたい使用方法でもあります。

単体のパワーアンプをお持ちでない方はアンプヘッド等のエフェクトリターンに繋ぐのも良いですね。
『リターン挿し』というやつです。
この場合もHelixの設定は同じくPreampのみを選択します。
ここで気をつけたいのが、アンプ側の設定。
真空管アンプには『PRESENCE』という高音域を調整するツマミがあります。
これは所謂EQな訳ですが、パワーアンプ部のEQなんですね。
なので、リターン挿しした時は、このPRESENCEの調整が肝です。
これも是非とも試して頂きたいところですね!

さて、もう1つの使用方法。
最近はこの使い方する方も多いですね。
ライブ時の『出音=ライン、ステージ中音=アンプ』というやつです。
勿論これに合った便利なセッティング方法がHelixにもあります。

先ほど接続先に合ったモジュールを選ぶと書きました。
この方法でもそうしていく訳ですが、Helixならではの方法があります。
まずアンプモデリングセクションの前でシグナルをスプリットします。

そうする事でライン接続用のシグナル(Amp+CabもしくはAmpとCab)と、アンプ用のシグナル(Preamp)をHelix内で分ける事が出来る訳です。

abe_5_2

そして、分けた各シグナルに必要なエフェクト類を置いて、

abe_5_3

最後のセクションで各OUTPUTを別々に設定します。

abe_5_4

ライン接続 → XLR
アンプ用 → 1/4
というのが一番分かりやすいでしょう。

abe_5_5

Helixの良い所は、こうして内部で別々のシグナルを組めるので、各接続先に合わせて音作りを変える事が出来るところです。
例えば空間系のエフェクトは出音(ライン接続)は通常通り、ステージ中音(アンプ)は少しかける程度、なんて使い方が簡単に出来るのです。

エフェクトやパラメーターのアサインも個別に設定出来るので、ソロの時に音量上げるという時も、ライン接続用とアンプ用の音量や、エフェクトのパラメーターを異なる数値に設定する事も勿論出来ます。

この使用方法は出音は作り込んだいつもの音、でもアンプならではのダイレクトな音をモニターしながらライブをしたいという方には最適な方法だと思います。
ライブ会場のアンプを使用できるというのも大きな利点です。

皆様も是非とも試してみてくださいね!

★阿部学主宰Helix ユーザーグループ(Facebook)への参加
https://www.facebook.com/groups/910662599034878/


Manabu Abe著者プロフィール: 阿部 学 (あべ まなぶ)
13才でギターを始め、バンド活動。
その後は六本木ピットイン等でのセッション活動や楽器メーカーのインストラクターを経て、女性ユニットZweiのサポートギタリスト、 ディズニーリゾートでのショー出演、セッション活動、ゲームミュージックのレコーディング活動等、精力的に活動。
最近ではLine 6のデモ演奏・セミナー、岩佐美咲(元AKB48)のサポートギタリスト、渡辺美奈代のアニバーサリーライブでのギター参加、他にギターレッスンにも力を入れている。

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