POD HD

末原名人のPOD HD音作り塾 Vol.24 〜 オリジナル・ソロ・パッチを紹介

2013.07.19

24回目となる「POD HD音作り塾」だが、今回でシーズン・ワン (笑) の最終回となる。ちょっと趣向を変え「まとめ篇」として、筆者がよく使うソロ用のパッチをバック・トラック付きでお届けしよう。今回も使用ギターはJTV-69で、POD HD本体をインターフェイスにしたUSB経由のライン録りだ。

***

トーン1:「ゲーリー・ムーア風/ブルース・トーン」

Screamer -> Overdrive -> Blackface (Mic=4038 Ribbon) -> Dynamic Delay -> Reverb (Plate): Variax = SPECIAL sw1 (1956 Gibson Les Paul Junior/rear)

歪みペダルの二重がけだが、ScreamerはDRIVEを0にしてトーンのコントロール用として使用している。Variaxは一番好きなモデリングのSPECIALだ。

» アンプ

Vol.24_Tone01_amp

» エフェクト

Vol.24_Tone01_fx

» デモサウンド

トーン2:「ジョー・サトリアーニ風/ロック・トーン」

Chrome Custom -> Screamer -> Line 6 Elektink (Mic=4038 Ribbon) -> Stereo Delay -> Reverb (Hall); Variax = Magnetic Pickup rear

アンプはハイゲインのLine 6 Elektinkをチョイス。ワウ用にペダルが必要なので、POD HDの場合はコントローラーのFBV Express™ Mk IIなどが必要となる。

» アンプ

Vol.24_Tone02_amp

» エフェクト

Vol.24_Tone02_fx

» デモサウンド

トーン3:「ジェフ・ベック風/バラード・トーン」

Blue Comp -> Jumbo Fuzz -> Blackface (Mic = 4038 Ribbon) -> Tube Echo -> Digital Delay -> Stereo Delay -> Reverb (Plate); Variax = SPANK sw5 (1959 Fender Stratcaster/front)

Digital Delayはショートで薄いダブル・トラック (ユニゾン・オーバーダブ) を再現。

Blue Compはサスティーン用だ。

» アンプ

Vol.24_Tone03_amp

» エフェクト

Vol.24_Tone03_fx

» デモサウンド

” thank you!!  see you again♫”

POD HD用パッチのダウンロードについて】

このブログに掲載されているトーンは CustomTone からダウンロードして、お手元のPOD HDで使用できます。各トーン・ファイルは以下のリンク先で [Get Tone] ボタンをクリックするとコンピューターへダウンロードできます (Line6アカウントへのサインインが必要です。アカウントをお持ちでない場合は、ホームページ上部の「新規アカウント作成」をクリックしてください)。そのトーンをPOD HD Editソフトウェアに読み込みましょう。詳しくは 製品マニュアル をご覧ください。

Tone 1:GARY Blues

Tone 2:SATORIANI Rock

Tone 3:JEFF Ballade

注: この原稿はPOD HDのデスクトップ版をもとに作成されていますが、トーン・ファイルはPOD HD500やPOD HD Proでも使用できます。

yasushi_suehara

著者プロフィール: 末原 康志 (すえはら やすし)

セッション・ギタリストとして数々のアーティスト、シンガーのレコーディング、ライブにギタリスト、アレンジャーとして参加。末原名人の愛称で知られる。近年ではCHEMISTRYとのコラボレーションを始め、SCOOP ON SOMEBODY、長渕剛、河村隆一、渡辺美里、石井竜也、SMAP等の作品に携わる傍ら、4枚のソロ・アルバムと2枚のバンド・アルバムを発表している。

sueharayasushi.com/


*各製品名は各社が所有する商標であり、Line 6との関連や協力関係はありません。他社の商標は、Line 6がサウンド・モデルの開発において研究したトーンとサウンドを識別する目的でのみ使用されています。

« 記事一覧に戻る
icon-arrow-up