POD HD
末原名人のPOD HD音作り塾 Vol.8 〜 リッチー・ブラックモアのトーンを再現
POD HDに搭載された革新的なHDアンプ・モデルは、チューブ・アンプ特有のフィー リングや挙動、サウンドを実現しており、ピッキングなどの演奏のニュアンスやボリュームに対する抜群の反応により、プロフェッショナルなギタリストからも 非常に高い評価を獲得しています。このブログ連載では、ロックの歴史を彩るギター・サウンドを知り尽くした末原名人が毎月、名盤に収められた楽曲を題材に しながら、POD HDの音作りを解説! オーディオ・サンプルでトーンを確認することも、トーンのファイルをダウンロードして使うことも可能です。
by 末原 “名人” 康志
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ロック史に残る名盤中の名盤、ディープ・パープルが1972年に発表した『マシン・ヘッド』でのリッチー・ブラックモアのサウンドにトライしてみた。改めて聴いてみると、この頃の彼のギターはそんなに歪んでいる訳ではない。ファズ・ペダルなどではなく、テープ・レコーダーのプリアンプでブーストしていたというナチュラルなドライブ・サウンドだ。そのあたりも意識して音作りしてある。トーン3は番外編でレインボー時代の音色も取り上げてみた。
POD HD使いこなしのヒント「リバーブのタイプについて」
このブログの企画のようにレコーディングされたギター・サウンドに近い音を作りたい場合、実はリバーブも音色を左右する大事なアイテムとなる。それぞれのタイプを聞き分けられるとまた楽しくなるぞ♪
トーン1: 「スモーク・オン・ウォーター」ディープ・パープル
Boost Comp ->Brit J-45 Brt -> Reverb (Plate): Mic = 421 Dynamic; Variax = SPANK sw 1 (1959 Fender Stratocaster/rear)
ナチュラルにブースト出来るアイテムを試しているうちに見つけたのが、このBoost Comp!! 今までのサウンド・サンプルの中でもかなりの出来映えだと思うが、いかがだろう?
» アンプの設定
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» デモ・サウンド
トーン2: 「ハイウェイ・スター」ディープ・パープル
Boost Comp -> Brit J-45 Brt -> Smart Harmony -> Reverb(Plate): Mic = 421 Dynamic; Variax = SPANK sw5 (1959 Fender Stratocaster/front)
間奏のツイン・ギターのハーモニーを1本のギターで再現! Smart HarmonyでKEYとSCALEを指定し、SHIFTを3度にすればOK。かなりのクオリティである。MIXの割合がキモになる。
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トーン3: 「キル・ザ・キング」レインボー
Boost Comp -> Angel F-Ball -> Reverb (Plate): Mic = 409 Dynamic; VARIAX = SPANK sw1 (1959 Fender Stratocaster/rear)
レインボー時代になると明らかにゲインが上がり、歪み感が増したサウンドに変化している。この頃、リッチーが使用していた言われているENGLをモデリングしたAngel F-Ballで作ってみた。
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» エフェクトの設定
» デモ・サウンド
【POD HD用パッチのダウンロードについて】
このブログに掲載されているトーンは CustomTone からダウンロードして、お手元のPOD HDで使用できます。各トーン・ファイルは以下のリンク先で [Get Tone] ボタンをクリックするとコンピューターへダウンロードできます (Line6アカウントへのサインインが必要です。アカウントをお持ちでない場合は、ホームページ上部の「新規アカウント作成」をクリックしてくださ い)。そのトーンをPOD HD Editソフトウェアに読み込みましょう。詳しくは 製品マニュアル をご覧ください。
Tone 1: Ritchie smoke
Tone 2: Ritchie highway
Tone 3: Ritchie kill
注:この原稿はPOD HDのデスクトップ版をもとに作成されていますが、トーン・ファイルはPOD HD500やPOD HD Proでも使用できます。
著者プロフィール: 末原 康志 (すえはら やすし)
セッション・ギタリストとして数々のアーティスト、シンガーのレコーディング、ライブにギタリスト、アレンジャーとして参加。末原名人の愛称で知られる。近年ではCHEMISTRYとのコラボレーションを始め、SCOOP ON SOMEBODY、長渕剛、河村隆一、渡辺美里、石井竜也、SMAP等の作品に携わる傍ら、4枚のソロ・アルバムと2枚のバンド・アルバムを発表している。
sueharayasushi.com/
*各製品名は各社が所有する商標であり、Line 6との関連や協力関係はありません。他社の商標は、Line 6がサウンド・モデルの開発において研究したトーンとサウンドを識別する目的でのみ使用されています。
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