Variax

James Tyler VariaxギターとHipshot製ペグ

2010.08.12

チューニングを維持するため、全てのギターにおいて非常に重要なパーツが、優れたペグ(チューナー)です。我々は通常タイプとUS版の両方のJames Tyler Variaxギターへ、十分過ぎるクオリティのペグを搭載することにしました。

JTV-59US、69US、89USギター

US版James Tyler Variaxギターは全て、Hipshot製ペグを採用します。ジェームス・タイラーは同じペグを、自身のギターにも幾つかのモデルで使用しています。これは非常に革新的で、素晴らしいパーツです。

JTV-59US、JTV-89USギターには、Hipshot製Classic Guitar Tuning Machinesが搭載されます。精密に作られ、非常にスムーズな18:1のギヤ比のペグです。

さらにJTV-69USギターは一歩先を行っており、ポストの穴の高さが均一でないスタッガード・タイプの Hipshot製Grip-Lock Locking Guitar Tuning Machines を採用することで、最高のチューニング安定度を実現しています。

ロッキング・チューナーでは、ペグのポストへ弦を複数回巻く必要がありません。弦を複数回巻いた場合は、アーム・ダウンで爆撃を行うと弦の巻きも緩 んでしまいます。そのため、トレモロが元の位置に戻った際に弦が引っかかり、音程がシャープしてしまうのです。弦が“ロック”され、弦の巻きが半回転程度 であれば、そうした現象は起こりません。

スタッガード・タイプのペグでは、ナット部分において弦を強い圧力で押し下げるストリング・ガイドが不要であり、ペグを安定させるにも役立ちます。

これらのペグと James Tyler製の新しいトレモロGraph Tech製ナット の組み合わせにより、James Tyler Variaxギターはチューニングの安定性も抜群です。

Hipshot Products

Hipshot Products, Inc. は1983年、デイヴ・ボリソフによりカリフォルニア州バンナイズの小さなショップに設立されました。デイヴが最初に発明したのがTele® のブリッジへ接続されたレバーで、ヒップを使ってペダル・スチール・ギターのサウンドを生み出すことができました。このディバイスが“ヒップショット”と 呼ばれたのです。

彼の最も有名な発明が、ベース・ギター用のDチューナーです。E弦のペグに接続されたレバーを操作することで、E弦を瞬時にDへドロップすることが可能。その後、様々なHipshot製品が製造されています。

彼のペグがこれほど素晴らしい理由をデイヴに尋ねてみたところ、次のような返事が返ってきました。

「クラシックでレトロな外観は、デザイナーやプレイヤーにとって、常に魅力的なものとなってきました。初期のビンテージ・ギターを思わせるような、 好ましい楽器のデザインは、ミュージシャンをインスパイアして素晴らしい音楽を生み出します。また、ペグ本体から余計な素材を取り除くことでペグの重量が 減り、それによってヘッド部分が軽くなることで楽器のバランスも改善されます。左手で楽器を支える必要が無くなり、演奏に集中できます。

正確にカットされた18:1のギヤと、ナイロン製の恒久的な潤滑ベアリングと組み合わせにより、非常に長期間に渡って、非常にスムーズな動作と正確なチューニングが保証されます。

大きくて掴みやすく、滑り止め加工がされたロッカー・ノブにより、ポストに採用された強化スチール・ピンと弦をカップリングする締め圧力が提供され、強力な“ノースリップ”接続が実現するのです」。

Hipshotのニューヨーク工場のビデオ・ツアーは以下でどうぞ。

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