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Line 6ユーザー・ストーリー: 浅野孝已 (ゴダイゴ)

Asano04長い活動歴と幅広いファン層を誇るゴダイゴのギタリスト、浅野孝已さんはオリジナルPOD以来、現在に至るまで様々なLine 6製品を愛用してきました。現在は、昨年末にPOD X3 LiveからアップグレードしたPOD HD500Relay G50をステージで使用している浅野さんを、大阪で行われるゴダイゴのデビュー35周年記念ライブに向けリハーサル中のスタジオに訪ね、お話を伺いました。

日本のロック草創期にThe Mのギタリストとしてプロ・キャリアをスタートした浅野さんは、チャコとヘルス・エンジェルやゴダイゴなど、常に人気グループで活躍。様々な会場でライブ活動を行う中で、多種多様なギター・ワイヤレス・システムを使ってきました。「大きなステージでは、やはりワイヤレスじゃないと動き回れないし、今のゴダイゴだと僕だけですからね、飛び回っているのは(笑)」。

「アナログのギター・ワイヤレス・システムは、受信も安定していなかったし、音が変わってしまうのが問題でしたね。特にハイが無くなってミドルだけの音になってしまう。それにワイヤレスっぽい独特のサウンドになって、アタックの感じが変わってしまったり、歪んだりしてしまうんです」と語る浅野さんは、先行発売されたRelay G30を即座に導入して以来、そのサウンドを高く評価してきました。

「アナログ・ワイヤレスの場合は、ギターのレベルや音質が変わってしまうので、途中にエフェクターをはさんでブーストしたりしなくてはいけなかった。アンプのセッティング自体も変えなくてはいけなかったんですが、デジタル・ワイヤレスのRelayになって、そういうことが必要なくなりましたね。それにRelayシリーズにはボリュームが付いていないのもいいですね。ワイヤレスでボリュームが変わってしまうと、ギターの音色も変わってしまいますからね」。

現在のライブ用システムは、ギターからRelay G50経由でPOD HD500へ送り、そこからアンプへ接続するというシンプルなもの。より大きな会場では、POD HD500からステレオ出力して、2台のアンプを鳴らしているということです。「小さい会場ではケーブルを使うこともあるんですが、ワイヤレスにしてもほとんど音が差が無い。使うギターによって、ケーブル・トーン機能を使ってハイの感じを変えるくらいで対応できますね」。

通信距離30 m仕様のRelay G30を使っていた当時も、渋谷C.C.Lemonホールでのライブでも全く問題なかったという浅野さんですが、現在スタジオでのレコーディングにも活躍しているというPOD HD500の導入とほぼ時を同じくして、通信距離60m、送受信機ともに金属製筐体を採用したRelay G50にシステムへアップデート。「これまでRelayシリーズで全くトラブルは無いし、Relay G30で通信距離が問題になったことはないんですが、Relay G50は頑丈な作りになっているので、さらに安心ですね」。

6月には60歳のバースデイ・ライブを行う浅野さんは、これまでの音楽活動を振り返ることのできるアンソロジー・アルバムを8月にリリースします。The Mの「時は今ここに」(未発表LIVE) やチャコとヘルス・エンジェルの「ロックン・ロール・プリンス」、あおい輝彦「君が優しすぎるから」、エディ藩とスーパー・セッション・バンド「ファンキー・エンジェル」、絵夢「By-Bye Baby」など、未発表&初CD化音源が満載された貴重なアーカイブです。

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